3分でわかるキリスト教

プロローグ

 はじめに神が地球と宇宙を造った

 遥か昔、地球も何も無かったころ、神が地球と宇宙を造られました。
 この自然や植物、動物、人間は偶然に突然現れ進化して今の形になったのではありませんでした。
 その造り主こそが私たちの唯一の神なのです。

 人が神の命令に背いた
 神は愛する対象として人間を造りました。 初めの人をアダム、その妻をエバといいます。
 神はその二人を最高の環境のエデンの園に住まわせ、一つだけルールを与えられました。
 そこへ悪魔が来てエバをそそのかし、ついに二人は神から与えられたルールをやぶってしまったのです。
 その為、罪が人類に入り、罪のため人が死ぬようになりました。
 罪は取り返しのつかない代物なのです。

1。イエスの誕生

 聖霊により処女であるマリヤは身ごもり、イスラエル国のベツレヘムという村の家畜小屋で
 イエスは生まれました。神の子(救世主)の誕生です。
 イエスが処女から生まれたのは、アダムより受け継がれた人間の罪の遺伝を断ち切るためでした。
 それが紀元元年クリスマスの日なのです。

2。イエスのおられた時代背景

 そのころのイスラエル国はモーセの律法というものが、法律であり生活基準でした。
 もちろん現在のイスラエルも隅々にそれが生きています。
 その法律を管理監督しているのが律法学者やパリサイ人と呼ばれる宗教指導者で
 支配階級の人たちでした。
 彼らの多くは偽の善を行って、それを人々に見せ付けるような人たちでした。
 また、イスラエルはローマ帝国の支配下に置かれていて、イスラエルの人々はローマ帝国の
 支配から解き放ってくれる人、すなわち救世主の到来を心待ちに、待っていました。

3。イエスの活動

 イエスは30歳になった時、宣教活動をはじめ、また人々の病気を癒すなど、さまざまな
 奇跡を行われました。
 十二人の弟子とともに、さまざまな町々を訪問され人々に愛を示されました。
 人々はイエスの評判で大騒ぎでした。

 面白くないのは律法学者やパリサイ人でした。
 イエスが神の子であるという評判を聞きました。
 しかし、彼らは「イエスが神の子であるはずがない、自分を神と同等とするとはなんという高慢な奴だ」と思ったのです。

 また、イエスは偽の善を行っている律法学者たちを正義をもって公然と非難されました。彼らの痛いところを付かれたのです。
 その為、律法学者たちは今まで人々を支配してきた立場が危うくなりました。
 
  ついに、律法学者たちのリーダーは会議でこう言うようになりました。
 「イスラエル人達がローマの支配下から抜け出すためにイエスを王にまつり上げ、暴動を起こすのではないか、
 あるいはその前にローマ帝国が攻め来てイスラエル国が、めちゃくちゃにならないかと心配だ。
 また、イエスはわれわれの指導に逆らい、新らしい教えと奇跡で人々をそそのかし、われわれの立場も危うくされている。
 イエスに死んでもらえばすべて解決する」と。

 そして何とかしてイエスを殺そうとたくらむようになりました。

4。十字架に掛かる

 弟子の一人ユダの裏切りによりイエスは、律法学者の議会に引き出されました。
 彼らのねたみにより、ついにローマ帝国の総督のお墨付きまでもらって
 イエスを十字架刑にかけることになったのです。
 イエスは生まれてこのかた罪を犯されませんでしたが、十字架で死なれたのです。
 これは、アダムが罪を犯して以来、未来に至るまで人間の犯した罪を神の子イエスが
 身代わりになって死ぬ為だったのです。

5。イエスのよみがえり

 十字架刑の三日後イエスは生前にみ自ら予言したとおり、よみがえり、弟子たちに姿を現しました。
 よみがえられたのは、悪魔の最後の武器である「死」に勝つためでした。
 そして何千人の人たちに自分の復活を表した後、人々の見ている前で天に昇られました。
 今はイエスは天におられますが、代りに人々のこころの中に聖霊を住まわせ、導いておられます。

エピローグ

 私たちは罪のため死ぬしかないのに、このことを信じるだけで永遠の命の天国へいけるのです。
 ちょうど、母親に抱かれてすやすやと寝ている赤ちゃんのように安らげます。
 罪とは、犯罪を犯し警察に捕まることだけではありません。
 人をねたむ心、盗むこと、うそをつくこと、高慢なこころ、親に逆らうこと、陰口、殺意 等で 
 そして何より本当の神を神と認めないことなのです。
 人は自分の力で生きているのではありません、神様の一方的な愛と恵みによって生かされています。
 神の存在は一言で言うと愛なのです。
 あなたは神様に愛されています。神様の愛をもっと知りたいと思いませんか。

 「神は実にその一人子(イエス)をお与えなったほどに、この世界を愛されました、それは
 御子イエスを信じるものが、誰一人として滅びることが無く永遠の命を得る為です。」聖書
 

2023年11月23日