恐れているもの - 死んだら天国か?-

とあるビルの上階に大きなガラスの窓があり、町並みや自然を見渡せる眺めの良い場所があります。
そこで、日の出の時刻になると5~6人が自然に集まり、パジャマ姿のままゆっくりと昇り始める
太陽に向かって手を合せて、「あぁ今日も無事、日の出が拝めて良かった。明日も拝めますように」
と祈るそうです。
とても信心深い人たちだと思う方もおられるかもしれませんが、この場所が病院で、
入院患者が拝んでおられるとなると納得されることでしょう。
(神様は太陽をも造られたので、クリスチャンは太陽を拝むことはしない)
その内のある人は「今まで悪いことをしてしてきたので、もし死んだらどうせ地獄行きだ」
とつぶやいたそうです。

この人たちが、死ぬほどの病気がどうかは分かりませんが、たとえそれほど年をとっていなくても
特に病気の時は弱気になり、時には死を意識し恐れるものなのだと思います。

人には恐れるものがたくさんありますね。
自分の知らないもの、未知のものへの恐れ、自分が傷つくことへの恐れ、
失敗して恥を欠くことへの恐れもあります。
愛されなくなることへの恐れ、、住むところが無くなる恐れ、
お金がなくなることへの恐れ、健康を失うことへの恐れ、年老いていくことへの恐れ、などなど

しかしこれらの事は最終的には、自分の生命が危ぶまれるのが恐ろしいという意味なのではないの
でしょうか?
出来ることなら死ぬということを考えずに一生過ごしたいと思うのでしょう。
でも私たちは、生まれてからこの方、誰一人例外なく日々死に向かっているのは間違いないことです。

では死んだ後はどうなるのでしょうか?
「死んだことが無いので分からない」という人もあるでしょうし、
「何かに生まれかわる」と思っておられる方もいるかもしれません。
(クリスチャンは輪廻転生は信じていません)
先ほどの話のように「死んだら極楽に行く、または普段悪いことをしているので地獄行きだ」
と思っている人も、もしかしたら、おられるかもしれません。

貴方は、死んだ後にどうなるのかが分かると少しは怖さも無くなるし、
その準備や対策も出来ると思われませんか?

聖書によると、人は死ぬことと死んだ後に神様の裁きを受けることが定まっています。
それが天国と地獄との分かれ道です。

では、どうすれば、天国にいけるのでしょうか?
人は、たとえ自分で気づいていなくても、すべての人はを犯した者なので、
その結果 滅びるべきものでした。
それをイエスが十字架にかかって死ぬことによって「悪魔という死の力を持つものを滅ぼし、
一生涯死の恐怖につながれて奴隷となった人々を解放してくださるためでした」
ここで言う死とは、体の死ではなく魂の死のことです。

天国に行くためには善行によるのでなく、また努力によるのでなく、ただこの事を
信じるだけなのです。
それはまさにイエスを「信じる者は救われる」と言うことなのです。

神様を信じる人には「私は貴方を見放さず、貴方を見捨てない」と言っておられます。
貴方も神様を信じて、死を代表するさまざまな恐れから開放され、天国の道に歩んで行きましょう。

最後に、もし縁起でもない話と思われた方がいらっしゃったのなら、
終わりまで読んでくださってありがとうございました。