「苦難にある者たちの告白」
大事をなそうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった
より偉大なことができるように
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまづくようにと
弱さを授かった
人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと
生命を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた
私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ
この詩はニューヨーク市立大学のリハビリテーションルームに刻んであったものですが、
ベトナム戦争で心身ともに深く傷つきながら、立ち直っていった若者(作者不明)が書いたらしいです。
私たちにとって本当に必要なものは何なのかを、とても良く教えてくれる詩ですね。
神様は決してへそ曲がりな方ではありません。
なぜなら、ご自身の御子を身代わりとする程、私たちを愛していてくださるからです。
神様は私たちの本当に必要なものを知っておられ、一番良い時に一番ふさわしいものを与えてくださいます。
神様を信じるものには、どんなことが起ころうとも、すべてを私たちの益としてくださいます。