聖書という書物を知っていますか


あなたは聖書を読まれたことがありますか?
辞典並みの分厚い本で、しかも小さい文字でぎっしりと書かれているので
もしかしたら直ぐに読む気をなくされた方もいるかもしれないですね。

しかし、年間4000万部に達するベストセラーであり、世界各国語の90パーセント以上の言語
(1938語以上)に翻訳され、人類にもっとも大きな影響を与えた書物だとすれば
少しは興味を持ってもらえるでしょうか。

たとえばこの二人は誰でもご存知の人でしょう。
彼らは聖書について、こう語っています。

アブラハム・リンカーン       
 「聖書は、神が人間に賜った最もすばらしい賜物である。
人間にとって望ましいものはすべて聖書にある。
 聖書はそれ自身の権威を裏づける無数の証拠を持っている。」

ヘレン・ケラー
「 私が毎日、もっとも愛読する書物、それは聖書です。私の辞書に”悲惨”という文字はありません。
 聖書はダイナミックなカであり、変わることのない理想を示すものです。」

まだまだ他にも多くの人が聖書について語っていますが、ここで聖書のすべてを語るには
あまりにも難しいので、項目ごとに聖書のさわりを紹介しようと思います。

・聖書の示す時代

聖書は創世記の「初めに神が天と地を創造した」から始まり、神様による人類の創造
、人の神様への反逆、神様による人の救いの歴史を記録し、黙示録による「新しい天と新しい
地を見た・・・」で終わる書物です。まさに地球の誕生からまだ見ない未来までが書かれています。
遠い昔にに書かれた難解な古文書ではなく、現在も将来にも通じる書物です。

・聖書の構成

大まかには「旧約聖書」と「新約聖書」の二部にわかれており、
創世紀からマラキまで39の書物が「旧約聖書」で、主にイスラエル人の歴史の中における、
神様との関わり、そしてイエスキリストに関する予言がちりばめられています。
旧約聖書にノアの箱舟、モーセの十戒、ダビデ王、ソロモン王などが登場します。
                                  
キリストが生まれてからの27の書物を「新約聖書」といいます。
有名なクリスマス物語(イエスキリストの誕生)から始まり、
初代のキリスト教会の誕生などが書かれています。

ちなみに旧約・新約の「約」は神様からの約束の「約」のことです。

・聖書が書かれた時代

最初に聖書が書かれたのは紀元前1500年ころで、紀元100年ころに終了したといわれています。
その聖書が、長い歴史の中で今に至るまで廃れることなく、しかも中身が変わることなく
読まれ続けているのは神様の奇跡としか考えられません。

・聖書の著者

聖書はその著者については「聖書は、すべて神の霊感によるもの」として、
人間でなく、神が著者であるとしています。たしかに、約40人の人が、
それぞれの箇所を書いたわけですが、それぞれ神に選ばれた人が神からの霊感
すなわち神の息吹をうけながら、神の意志を正確に書き記したものとされています。
聖書は神の言葉ととらえることがまず必要なのです。

・聖書の目的・テーマ

神様の愛、神様の約束、神様からのラブレターがいたるところに書かれています。
神様が私たちにどう願っておられるのか、どのように愛しておられるのかが分かります。
人生の最良のマニュアルとして、人生の土台として、また私たちの進む道を示されます。

神様が創造された私たち人間が、罪を犯し神様に背を向けてしまった歴史、
そして、その私たちの罪を許し、もう一度神様の元に立ち返らすために書かれたものです。

・聖書の効果

聖書に「主のおしえを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ、その人は水路のそばに植わった木のようだ
時が来れば実がなり、その葉はかれない、その人はなにをしても栄える」と書かれています。

「私の言葉を聞いて行うものは皆、岩の上に自分の家を立てた賢い人に例えられる」
私たちが生きている間に、大嵐に遭うような出来事が起こっても、神様の教えを土台とするなら
私たちは、決してつぶされないと、語っています。

・聖書の主題

聖書は私たちに多くのことを教えますが、最も重要なことはイエス・キリストです。
何故なら、それは人間にとって必要不可欠だからです。
人生の根本に関わる問題を解決する唯一のお方がイエス・キリストです。
イエス・キリストこそ聖書の主題です。

「神は実にその一人子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子イエスを信じるものが、
一人として滅びることなく、永遠の命を持つためである。」聖書

おわり